宇宙での衝突リスクは増える一方!

地球の周りはどのようなことになっている?


今、地球の周りがどのような状態になっているか
ご存じでしょうか?

「地球は青かった」と言われたのは
ずいぶん昔。

その頃は、地球は青々として
とても素晴らしかったでしょう。


もちろん今も地球は美しいですが、
問題なのは地球の周りです。

earth.jpg

こんなにたくさんの物体が
地球の周りを飛んでいるのです。

5,400 を超える衛星が、
民生用または軍用を問わず、
地球の周りを回っています。

2020 年末には 2,787 個しか
ありませんでした。

スペースデブリ(宇宙ゴミ)は、
欧州宇宙機関(ESA) の最新の推定によると
現在 36,000 個に達しています。

宇宙ゴミはサイズが
10 cm を超えるものだけを数えています。

つまり、軌道の混雑が加速すればするほど
衝突するリスクがあります。

これらの事故を回避することは、
費用がかかり、
数百または数千キロメートル下に住む
私達にとって危険であると考えられています。




Share My Space とは?


ただ、このままほおっておくわけには
いきません。
リスクは高くなるばかり。

そこでスタートアップの
” Share My Space " の誕生となりました。

2017 年にパリとトゥールーズの間で
設立されました。


【スタートアップ】

革新的なビジネスモデルによって
社会にイノベーションを生みだすことで、
起業から短期間で急成長を遂げる
企業のこと。


フランス政府は、
企業総局が主導する
”フランス 2030 の宇宙コンポーネント”の
一部である、
「宇宙監視のためのデータ カタログ」入札を
行いました。

2022 年 4 月 29 日に開始され、
CNES (国立宇宙研究センター) に委託された
この入札公募は、
データ収集を通じて
宇宙運用の安全性を大幅に高めることを
目的としています。

Share My Space の目的は、
「宇宙監視データを提供するサービス」です。

Share My Spaceが発明して
特許を取得した、

『多望遠鏡観測ステーション (MTOS) 』
を使います。

これは、軌道上での
将来の衝突をよりよく予測するために、
同期された 4 つの望遠鏡で
構成される 360 度の宇宙監視システムです。




宇宙ゴミの危険性!


宇宙ゴミってどんなものか
ご存じでしょうか?

” スペースデブリ ” という
名前でも呼ばれています。

「役目を終えた人工衛星や、
打ち上げに使ったロケットの残骸、
それらが衝突したり
爆発したりして生まれた無数の破片。

微細な粒状の物体まで含めると
何億以上も、誰にもわからない規模で
宇宙に存在しています。

そしてそのすべてが、

・ 秒速8㎞

・ 銃弾の 16 ~ 20 倍

という凄まじいスピードで
地球の軌道を回り続けているのです」

スペースデブリ除去技術の
開発を目指す世界初のベンチャー企業、
株式会社アストロスケールの
” 伊藤美樹 ” ゼネラルマネージャーは
このように述べています。


スペースデブリは大きいもので
直径 4 m程度。

トレーラーや大型バスほどの
巨大な金属の塊が弾丸となり、
漆黒の闇の中を飛び交っているのです。


現在、衛星同士の衝突は起こっています。
その度にこのスペースデブリは
増えていくのです。

一番新しい事故として
記憶にあるのは、
2009 年の米国とロシアの通信衛星の衝突でしょう。

その衝撃で数百個のデブリが
放出されたといわれています。


Share My Space は現在、
フランスに 2 つのステーションを持ち、
2 月にモロッコに最初の MTOS を
設置する予定です。

100,000 のカタログ化された
オブジェクトに到達するには、
世界で 6 つの運用ステーションが必要です。


彼らの役目は
衝突の危険性に関する「毎日のアラート」を
送信することです。

事故が回避できるかどうかは
操縦する者の選択次第。

車と同じですね。
運転者次第で事故にもなるし
回避もできます。




ちょっと一言.


今日は記事とはちょっと
違うお話です。

中国は今日から春節。

matsuri2.jpg
トキもお祭りでおこぼれ頂戴


シドニーでは昨日、
街の中に大きな会場が作られ、
昼間は踊り。

matsuri3.jpg

夜はコンサートが開かれ、
大勢の人達で賑わっていました。

昨日はあいにく
雨が降ったりやんだりしていましたが、

毎週土曜日に行われる花火も上り
街の中はお祭り気分で
夜遅くまで人が溢れていました。


【参照元】



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