始まったブラック・サーズデー!【フランス】

SNCF と RATPが強力なストを約束!


木曜日、SNCF(フランス国鉄)と
RATP(パリ交通公団)は
強力なストを行うことを約束し
決行しました。

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年金改革が発表されるとすぐに
ストライキの案が出されましたが、
その日に即、それぞれの組合は
同意しました。

1月 19 日の夜に組合会議が開かれ、
組合指導者が述べているように、
「長期的」な運動の継続の可能性も
あるようです。



都市間交通は存在せず!


パリでは、地下鉄とRERの
3 路線が閉鎖されています。

・ SNCF

・ TGV

・ TER

・ Transiliens

は、ほとんど運行していない状態です。


そして・・・
オルリー空港でも飛行機がキャンセル。

民間航空総局は、
航空管制官のストライキのため、
1 月 19 日のオルリー空港での
5 便のうち 1 便をキャンセルするよう
航空会社に要請しました。


小学校の教師もストに加担しています。

小学校教師の主要な組合である
” Snuipp-FSU ” は、
小学校教師の 70% (幼稚園から CM2 まで) が
木曜日に年金改革に反対して、
ストライキを行うと予測しています。



年金改革とは?


今回の年金改革の概要ですが、
簡単にまとめるとこのようになります。


【退職年齢】

現在 62 歳での退職年齢が 64 歳になる。

2023 年 9 月 1 日より、
法定退職年齢が誕生 1 年につき
3 ヶ月ずつ段階的に引き上げられます。

2027 年 5 月の 5 年間の任期満了時に 63 歳 3 ヶ月。
2030 年には 64歳 となります。

ハンディキャップの従業員は 55歳 です。

2027 年に完全な年金を受け取るには、
43 年間 勤務しなければなりません。

従って 1964 年 9 月 1 日以降に
生まれたすべての人は、
この改革の影響を受けます。

『政府の意向』としては、

・ 政権は赤字であり、バランスを欠いている。
 何もしなければそのままである。

・ 最も脆弱な年金受給者の 40% は、
 この改革のおかげで、
 1,200 ユーロに増額される。
 よって生活水準が向上する。

・ヨーロッパの隣国と同様に、
 もっと働かなければならないと
 考えているのですが・・・

平行線のようですね。
以前これに近いストライキが
決行されたときは、3週間続きました。

エリザベス・ボルン氏は
「ストを行う権利はあるが、
国民を犠牲にしてはならない」

このように呼びかけています。
でも今日1日では終わらないと
誰もが知っています。

そしていつまで続くかは、
誰もわかりません。


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ちょっと一言.


私が今いるオーストラリア。

ここの年金制度は、
税を財源とする

・ 社会保障制度

・ 保険料を財源とする退職年金保障制度

があります。


オーストラリアにも
貧困層と富裕層がいますが、
いちがいに、日本よりも給料がよく、
またワーホリが取りやすいので
海外から働きにきている若者が多くいます。


ここにきて、フランスと違うと思ったのは、
スマホでした。

フランスでは現在 " シャオミ " が
けっこう売れています。

私も今はシャオミを使っています。
低価格で色々便利な機能もあり、
スペックもまあまあ。

ですからフランスでは街の中
あらゆるところに
シャオミのアクセサリーが売られています。

ところがシドニーに来て
「シャオミ」と名前を出すと
「アイム ソーリー」

シャオミのケースを探して
周ったのですが、
どこにもありませんでした。

シドニーはほとんどが
iphone 一択。

スマホのアクセサリーを売っている
お店はあちこちにありますが、
すべてiphone。

街の中を歩いている人のスマホ。
イヤホンもアップルです。
街の中心地には
大きなアップルハウスがあります。

最近出たiphone 14 は、入荷したと思ったら
即刻売り切れになっていました。

さすがにお金持ちの
国だけあるな~と
感心してしまいました。



【参照元】




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