フランス全土でパニックの可能性!

1 月 19 日のストの影響は?


SNCF(フランスの国鉄) は、
「 1 月 19 日はフランス全土で
非常に混乱するでしょう。」

このように述べました。


19 日に運行する電車は、

・ TER  10 本に 1 本
・ TGV INOUI 北側 3 本に 1 本
・ TGV INOUI 東側 4 本に 1 本

・  TGV INOUI アトランティック 5 本に 1 本
・ TGV INOUI 南東側 3 本に 1 本
・ OUIGO 3 本に 1 本

tgv1.jpg

パリでは、

3 つの地下鉄路線 (8、10、11) は
完全に閉鎖されます。

残りの 10 路線は、
ピーク時または特定のセクションで
部分的にのみ運行されます。

また、都市間の電車はいっさいありません。

パリとクレルモンの往復を除いて、
インターシティは完全に中断されます。

地方列車はほとんど運行されず、
イル ド フランスでは
RER A (RATP によって管理されている) だけが、
ピーク時に

・2 本に 1 本

・オフピーク時には 4 本に 1 本

のペースで運行します。

RER B は、
2 本または 3 本の列車のうち 1 本の運行です。


一方、RER C、D、E は
10 本の列車のうち 1 本しか運行しません。

Transilien ラインの
J、K、L、N、P についても同様です。
R ではトラフィックが完全に中断されます。



ストの原因は?


なぜにこのような大規模なストになったのか?

理由は、政府が発表した年金法案に
反対してのことです。


政府が発表した年金法案とは、

・法定退職年齢を 62 歳から
64 歳に引き下げること。

・ 2030 年までに保険料を 43 歳まで引き下げる。

この法案が適用されると
法定年齢は 1961 年 9 月 1 日生まれの被保険者から、
世代ごとに 3 か月ずつ引き下げられます 。

公務員でも同じ。

年金授与開始の法定年齢が、
アクティブなカテゴリに対して
2 年間引き上げられることも影響しています。

警察のように、アクティブなカテゴリでは
57 歳から 59 歳、

いわゆる「超アクティブ」なカテゴリでは
52 歳から 54 歳になります。



国際線も影響を受ける!


このストライキは国際線も
影響を受けます。

ユーロスターとタリスはほぼ正常ですが、


・ TGV Lyria は運休多し

・ 他の国際線は運休


明日は、そうとう混乱が予想されます。
相乗りやバスなど、出来る限りおさえておかないと
動けなくなります。



ちょっと一言.


シドニーでは交通機関のストはどうなのか?

ちょっと調べてみました。
今迄はあまりストライキはなかったようですが、
2021 年の記事で、10 年ぶりのストライキ
という記事を見つけました。

nsw.png

ということは、
過去 10 年間はストライキは
なかったということになります。


ただ最近はストライキが
起こっているようです。

2022 年は 6 月に 1 回。

この時は 24 時間のストライキで、
電車やバスの運行が極端に少なくなり、
政府が「必要でない限り外出しないこと」
と呼びかけていました。

病院なども加わったようです。


そしてその 2 か月後にまたスト。
この時もそうとう混乱したようです。

これが最後のようです。



【参照元】






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