今日は、女性に対する暴力撤廃の国際デー!

フランスでの犠牲者は!


11 月 25 日は、
『女性に対する暴力撤廃の国際デー』です。

violence_f.jpg
オレンジ色は、女性と少女に対する
暴力のない明るい未来を表しています。


政府は 2019 年
「ドメスティックバイオレンスに
対するグルネル」
を大々的に発表しました。

【Grenelle】
大規模な首脳会合を意味します。


フランス全土で
100 のローカルグルネルが
作られました。

・ 組織閣僚、国会議員、
 地方選挙で選ばれた役人

・ 行政、協会、犠牲者の家族と親戚

・ 弁護士、メディア、医療専門家

・ 住宅、法執行機関

これらの関係者を集め、
ドメスティック バイオレンスに対して
これまで以上に効果的に行動することを
目的とした、
具体的かつ集団的な取り組みを行います。


でも 3 年経った今でも
あまり変わっていないのが現実です。

政府の発表では、
このグルネルが発表される前は
配偶者による女性の殺害は
2 日ごとに起こっていました。


統計では、

2020 年: 102 人

2021 年: 122 人

2022 年: 102 人(11 月現在)


現在、女性は苦情が処理されるまで、
1〜2 年待たなければなりません。

2021 年に発行された
大臣報告書によると、
苦情の 80% が却下されています。

じつは女性が最も危険にさらされるのは、
苦情を提出した後です。

パートナーの暴力で死亡した女性のうち、
3 分の 2 の女性は、
以前に苦情を申し立てていました。




和解ブレスレット・効果は?


2020 年 9 月から、BAR と呼ばれる
GPSブレスレット 1000 個が
使用されています。

bres.jpg

これは、加害者を被害者から
遠ざけます。

裁判官が決定する境界である
距離は 1 ~ 10 km

予備警戒距離は 2 ~ 20 kmです。

加害者がこの範囲に入ると
アラームが鳴ります。

ただ問題点もあり、

加害者が
装着を拒否することもあります。

また加害者が通勤途中に
被害者の家の近くを
通らなければならない場合、
毎日鳴るデバイスが
被害者のストレス源になる
可能性があります。

また地域により
配布個数も違っており、
配布されていても、
机の中に眠っている
デバイスもあります。


スペインでは、1997 年に
60 歳の女性が夫によって、
生きたまま火あぶりにされました。

その後、
ドメスティック バイオレンスが
主要な国家的原因であると
宣言した公的機関は、

20 年足らずで
24% 削減することに
成功しています。


2009 年以来
スペインで使用されている
ブレスレットは、8,000 個。

フランスでは、
2,000 個が現在使用されています。

費用的に見ると
2019 年、
スペインが1人あたり
16 ユーロを支払っているのに対し、
フランスは1 人あたり 5 ユーロです。




今後の試み.


2015 年、スペインは、
女性に対する暴力と闘うための
最初の拘束力のある国際条約である
『イスタンブール条約』を
法律に書き起こしました。


【イスタンブール条約】

女性に対する暴力と家庭内暴力の防止
そして撲滅に関する欧州評議会条約



現在フランスでは、
対処しなければならない問題として、
以下の問題があげられます。


・ 被害者の女性が払う費用の負担

弁護士、専門家、廷吏に払うため、
女性は平均 10,000 ユーロを
支払っています。

(現在 1 ユーロ= 145 円)


・ 宿泊施設の増加

2019 年、配偶者または元配偶者による
身体的または性的暴力の女性の犠牲者は、
213,000 人と推定されています。

宿泊施設の数が足りません。


2020 年のCovidの年は、
家庭内暴力の数字は最低でした。

「これは家庭での暴力が
減っていないからではなく、
まったく逆です。

加害者がそばにいるため
連絡ができなかったからです。

でも警察が多く介入しました。」

Women's Foundation の会長は
このように述べています。


昨日のブログで書いた
妊娠中絶権利の法案は、採択されました。




スポンサーリンク

この記事へのコメント

       【出版中の本
                   著者ページ 
bulogu.jpg

スポンサーリンク